2010年3月17日水曜日
塩竈神社前の浜手の角

夏目漱石「行人」より
和歌山市を通り越して少し田舎道を走ると、電車はじき和歌の浦へ着いた。抜目のない岡田はかねてから注意して土地で一流の宿屋へ室の注文をしたのだが、あいにく避暑の客が込み合って、眺めの好い座敷が塞がっているとかで、自分達は直に俥を命じて浜手の角を曲った。そうして海を真前に控えた高い三階の上層の一室に入った。
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塩竈神社から妹背山に向かう浜手の角のところです。
これは同じ角のところの戦前の絵葉書です。
一番右側に見える松は、現在の写真の松と同じものでしょうか。
ラベル:
夏目漱石「行人」の舞台
2010年3月15日月曜日
片男波
夏目漱石「行人」より
自分達はついにその土手の上へ出た。波は土手のもう一つ先にある厚く築き上げられた石垣に当って、みごとに粉微塵となった末、煮え返るような色を起して空を吹くのが常であったが、たまには崩れたなり石垣の上を流れ越えて、ざっと内側へ落ち込んだりする大きいのもあった。
自分達はしばらくその壮観に見惚れていたが、やがて強い浪の響を耳にしながら歩き出した。その時母と自分は、これが片男波だろうと好い加減な想像を話の種に二人並んで歩いた。
ラベル:
夏目漱石「行人」の舞台,
片男波
2010年3月12日金曜日
2010年3月8日月曜日
章魚頭姿山からの風景
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